ファイバーコアとメタルコアの違い
2017年03月31日
虫歯が重症化して歯医者で歯の神経を抜いたことがある人であれば、ファイバーコアとメタルコアという言葉を歯医者で聞いたことがあるかもしれません。虫歯が重症化して神経を抜くと、その後に残るのは中が空洞になった歯の部分です。空洞になった部分にはコアとよばれる詰め物をして、上からクラウンをかぶせますが、そこで必要になるのがコアの部分です。コアは大きく分けて2種類あり、それがファイバーコアとメタルコアです。一昔前ではメタルコアが主流でしたが、最近はファイバーコアを選ぶ人も増えてきています。メタルコアは金属でできているコアのため、長年使用するとどうしても金属の変色がおきます。また審美の面においても、金属は見栄えが良くありません。金属は非常に硬いので、自分の歯を傷つける可能性もあります。しかし保険適用なので、治療費は安く抑えられるというメリットがあります。一方のファイバーコアですが、これは素材自体が柔軟性のあるファイバーを使用しているコアのため、自分の歯を傷つけることがありません。また金属とは違い、自然な歯の色なので違和感もありません。長年使用しても変色が起こらないのもうれしいところです。メリットが多いファイバーコアですが、これは保険適用範囲外なのでどうしても費用の面では高くなります。歯医者によってはファイバーコアをすすめるところもありますが、メリットデメリットをよく認識しておくことが大切です。