親知らずは必ず抜かなければならないのか
2017年03月23日
親知らずが生えてくると歯医者に行って抜歯をしなければ、と思う人も多くいます。
親知らずは一番奥の歯ですので抜く際には痛みがあったり腫れたりすることもあります。
親知らずは必ず抜かなければならないのでしょうか。
・親知らずは虫歯になり易い
歯医者に行った時に「親知らずは虫歯になり易いから」と言われた人もいるでしょう。
親知らずは大きな歯ですが、顎が成長した最後に限られたスペースに生えてきます。
そのスペースが確保できていないと、斜めに生えて来たり、全部生えきらずに半分歯茎に埋もれていたりすることもあるのです。
他の歯と違う生え方をしていると歯磨きがしにくく、虫歯になり易いことから抜歯をするのです。
・歯並びが変わる可能性もある
親知らずが生えてくるスペースが少ないと、他の歯に圧力がかかり、歯並びが変わってしまうこともあります。
子どもの頃は歯並びが良かったのに、生え揃ってくるに従って前歯がでこぼこになってしまう人もいます。
きちんと生えてくれば良いのですが、中にはスペースが全くないので親知らずが他の歯の下に入り込み、押し上げる為に痛みが酷くなり、手術が必要なケースもあるのです。
特に歯列矯正を受けている人は親知らずで仕上げが悪くなってしまうことがあるので、抜歯をするのです。
・抜かない親知らずもある
しかし中には抜かずにそのまま使用し続ける親知らずもあります。
他の歯の様にまっすぐきちんと生えてきて、噛み合わさっている場合や、特に歯茎に腫れや痛みがない場合には、抜かない場合もあるのです。
親知らずを残していることで、将来的に他の歯がなくなった時にブリッジが使えるというメリットもあります。
親知らずを抜こうか迷ったら、まずはかかりつけの歯医者に相談してみましょう。