根管治療とはどんな治療であるのか
2017年04月02日
根管治療は難しい、長期間かかると言われています。
歯の痛みや歯茎が腫れて歯医者に行ったところ「根管治療が必要です」と言われても、どの様な治療なのか見当が付きません。
根管治療とはどんな時に行う治療で、具体的にはどの様に進められていくのでしょうか。
・根管治療とは
歯の根の中には、神経や血管が存在していますが、そこに細菌が侵入してしまうことがあります。
放っておくと炎症を起こして膿が発生したり、歯がぐらついて抜けてしまうこともあります。
根管治療とは、炎症を起こしている歯の根の中をキレイに掃除をして細菌を取り除く方法です。
・根管治療が必要なケース
根管治療が必要になるのは、多くが歯に不具合が生じた時にすぐに歯医者にいかずに放置していたことが原因です。
虫歯を放置しておき、神経に達するまでになってしまった場合や、虫歯治療をしても痛みが取れない場合には、神経部分に細菌が侵入している可能性があります。
また、歯をぶつけて折れてしまい、神経が露出したままにしていると、細菌が入ってしまうこともあります。
神経を抜いてしまった歯に細菌が入ると、歯茎が腫れてニキビの様な膿の粒ができることもあります。
その他にも、知覚過敏が酷い場合にも根管治療を行うことがあります。
・根管治療の流れ
根管治療の流れはとてもシンプルで、まずは歯に穴を開けて、奥底の根元の部分まで削っていきます。
次に、神経が残っていて治療に影響がある場合は取り、治療済の歯で薬が入っている場合も取り除いておきます。
そしてリーマーやファイルという治療器具を使用して、根の管の中をキレイにして、消毒をした後薬を詰め、これを定期的に症状がなくなるまで繰り返します。
根管治療は何度も再発する可能性が高く、時間がかかるので、経験が豊富でより症例数の多い歯医者を探すのがおすすめです。