クラウンとインレーの違い
2017年04月08日
歯医者で虫歯の治療をする際に、削った部分を補う方法として「インレー」と「クラウン」という方法があります。
それぞれの違いと特徴については以下の通りです。
・インレーとは
インレーとは、虫歯を削った部分にする詰め物のことです。
主に外側に歯を残して中を削る治療で用いられます。
インレーには銀色の金属素材とセラミックの素材があり、セラミックの場合は歯の色とほぼ同じなので、口を開けた時に目立ちません。
・クラウンとは
クラウンとは、詰め物ではなく歯の全体をすっぽりと覆う被せ物のことを言います。
銀色の金属素材のクラウンは保険診療で費用が安いことから、現在最も多く使用されています。
金属アレルギーの人や見た目を気にする人は、セラミッククラウンを使用することで、より自然な見た目にすることができます。
一般的に治療法に関しては歯医者から「インレー」がいいか、「クラウン」がいいかと希望を訊かれることは滅多にありません。歯医者の診断により治療が勧められていくことが殆どです。
「インレー」も「クラウン」も、金属素材を使用すると治療したことが分かってしまいます。
そこでなるべく見た目が目立たない様にセラミックを使用したいと思う人も多くいます。
しかしその際に注意するべきなのは耐久性に関してです。
セラミックは金属素材よりも耐久性が低い為に、治療した部分で食べ物の丸かじりをしたり、奥歯の場合は強く噛むことですぐに壊れてしまうこともあります。
見た目や費用に加えて、何の為に歯を治療するのかも考えて素材選びをすることが大切です。