ハイブリッドクラウンは保険で治療ができるのか?
2017年04月06日
歯医者で治療を受ける際に一番気になるのが費用面です。
特に前歯の治療を受ける際には、なるべく見た目を重視したいと思うのですが、保険診療では使用できる材料に制限があるのです。
審美性を追求すると自由診療となり、高額になってしまいます。
見た目が良いとされているハイブリッドクラウンは、保険診療で治療ができるのでしょうか。
・ハイブリッドクラウンとは
ハイブリッドクラウンとは、セラミックとレジン(プラスチック)を混合させて作った素材の被せ物のことです。
ベッタリとしたレジンと比較して、本物の歯に近い透明感があり、硬過ぎず自然な噛みごたえを感じることができます。
・ハイブリッドクラウンの保険診療について
以前までは、保険診療でのクラウン治療で白い素材が使用できるのは「前伊場の犬歯まで」と定められていました。
セラミックを使用したハイブリッドクラウンは保険診療では犬歯までで、それより奥は銀歯にされていたのです。
しかし平成24年4月より、条件に該当した場合には前から4番目と5番目の小臼歯は保険診療でハイブリッドクラウンの治療が受けられる様になったのです。
両側の犬歯の横2本の小臼歯は、話をしたり笑った時に丁度見える範囲であり、見た目を気にする人にとって嬉しい改正となります。
保険診療になると3割負担として、約1万円前後で白い被せ物を入れられる様になります。
但しこの条件と言うのが、「CAD/CAM」という装置を使用する場合に限られています。
つまり、歯医者でこの装置を導入していないと保険適用にならないということです。
保険診療でハイブリッドクラウン治療を受けたい人は、事前に必ず歯医者に確認をすることが大切です。